こどもたちとすごす

知人の経営する塾の夏合宿のお手伝いにいきました。

こんなにお金をもらって良いのかというくらい学びのある時間でした。

ここの塾は向上心や積極性を大事にしていて、いわゆるお勉強頑張りましょう塾じゃありません。

いろんな経験の中で人間力が磨かれるようなところです。社長自身も勉強しすぎるなってずっといってました。

とにかく、子供たちが人として優秀でキラキラしてて可愛い。

靴は揃えなきゃダメだよ〜
生き物も命だから優しくして
約束は守らなきゃダメだよ
温泉の場所を迷わないように先に確認しておこう

そんな言葉がこんな小さな子たち同士で出てくることに驚きました。

しまいにはわたしにまで気を使ってくれる。そこらへんの仕事できないサラリーマンや気の利かない大人よりよっぽど大人だしすっごく細かくしっかり人を見ているし考えてる。

ピュアすぎる心にふれて、本当に感動しました。

いまだからいうと私は川遊びが好きではなく小さい頃から綺麗な石を探すのが好きだし高いところから川に飛び込むなんてもってのほか。でもみんなとなら楽しめた、

虫なんか絶対さわれないけど子供たちがちょっとトンボ持ってて〜って笑顔で渡してくるから無理して笑顔で掴んだら可愛く見えてきて、

魚も嫌いだけど美味しいねってキラキラした笑顔で言ってくるから無理して美味しいねっていってたべてたら美味しく感じてきて、

夜は女性ひとりだったので私だけのホテルの部屋もとってくれてたけれどみんながダンス見て欲しいとか一緒に寝ようというのでみんなの部屋で寝て、

みんなが代わる代わる起きるから2泊とも殆ど眠れなくても、可愛くてあぁ幸せだなぁと思って

そしてこのまっすぐな子供達に絶対に幸せになってほしいとおもいました。

チームで何かするときは、仲間を信じようっていう声がけとか、劣ってる子に頑張れって応援する子とか、怖いっていうから怖いんだよ、とか、

すごく素敵な姿がたくさんみれました。
と同時にきっとわたしもそういうまっすぐな子だったのになぁと考えてしまいました。

発達心理学エリクソンの心理社会的な危機↓を考えると

(乳児期
基本的信頼 対 基本的不信

幼児前期(早期幼児期)
自律性 対 恥,疑惑

遊戯期(幼児後期)
自主性 対 罪悪感

児童期(学齢期)
勤勉性 対 劣等感

青年期
アイデンティティ 対 アイデンティティ拡散,混乱

前成人期
親密性 対 孤立

成人期
世代性 対 停滞,自己耽溺

老年期
統合 対 絶望,嫌悪)

プラスのことだけで良いのかというとそうではなくてマイナスのことも勿論必要でバランスが大事ですけどわたしはもともとポジティブすぎてお花畑にいるような子だったのですが大人になって食らうたびどんどんマイナスに侵されていったような気がします。

何を間違えたら自分のようになってしまうのかと考えながらかえってきました。

多分発達段階の途中からこのバランスが崩れ始めたんだと思いました。
子供の中にもどうせ〇〇だよとか、騙されたことにすごく執着していることかもいて気になりました。

信じて騙されて信じて騙されてそのくりかえしじゃないですか。
ただそれが信じて騙されてすごく信じてまた騙されて信じたいのに信じられなくてまた騙されたらもうどうなるかっていうことです。

ポジティブにとかそんな軽い話ではないんです。

今日別ですごく嫌な気分になることもあって、自分の中でそのこととリンクして、どこのだれだか知らない人や国のことの前にまず一緒に過ごした子供たちみたいに、
まず近くの人に本当に優しくしようと思ったし、しっかり人を見て、しっかりいうべきことを言って気づける人になろうと思いました。

これは全部この三日間子供達から学んだことです。

あと素晴らしかったのは先生たち。
本当に誠実に教育と向き合い一緒に夜中まで子供一人ひとりのことを共有し、みんなの成長のためにどうするといいのかを考えました。

本当に感動した。

子供の前で表向き優しいとか仕事だからとかじゃない。

もはやわたしにもめちゃくちゃ優しかったしみんなからの好かれ方も見て、ひととしてすごいなぁと思いました。
あぁいう人たちがいいお父さんになるんだろうなぁ。

帰りはみんなが髪を結んでくれたりダンスを見せてくれたり泳ぎを教えてくれたりライチが好きといったら30個持ってきたり(笑)、最後は歌を歌ってくれて大好きといってくれたりしたいろんなことがあたまを巡って寝たふりをしてたけど号泣でした。

みんなにとってずっとずっと思い出に残る夏になったなら良いなと思いました。


なんだかわたしのほうがたくさん学ばせてもらった。そんな8月の始まり。

おしまい

ねるくまの部屋

ねるくまの菜の花キャリアから変更し、個人HPにしました。

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